恋の蛍

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私立常盤坂学院-immoral game- 第一巻 王城エリヤ~冷酷な王は雨下に涙す~ / 土門熱 ネタバレ・感想

【title】私立常盤坂学院-immoral game-

    第一巻 王城エリヤ~冷酷な王は雨下に涙す~

【cast】土門熱

【release】2016.4.28

【scenario】斎藤アポロ

【illust】さんば

 

〈キャラ紹介〉

name:王城エリヤ

Grade:5年生

Height:181cm Blood Type:B型

 

以下ネタバレ有りまくり感想になりますので、

ネタバレ大丈夫!! という方だけご覧ください。

 

 

【作品について】

教師を追い出すゲームをしている学園シリーズの今作。

THEわがまま四天王のトップというべき王城エリヤ。

どこまでも俺様な彼ですが、ただ繊細さが漂い

口では当たりが強くとも、切なさを感じさせます。

 

また今作は…ぜひ!公式サイトにて立ち絵を見て頂きたい。

ジャケットよりも立ち絵がより美しいエリヤくんです。

 

では本編のあらすじ&感想いってみましょーう。

 

【トラックリスト】

1.王の憂鬱

2.哀れな駒

3.ダンシングクイーン

4.king walk

5.雨-KISS OF DEATH-

6.第2ゲーム

 

【トラック別あらすじ&感想】

1.王の憂鬱

授業に参加しないエリヤに声をかけに行くと追い返そうとされる。

が、帰ろうとしないため脅される。

この学校で行われているゲームの説明をしてくれるエリヤ。

 

始まって早々になかなかに物騒な展開になります。

めっちゃ嫌われてます。

学院から追い出そうとされてるのにめげずに帰ろうとしないので

ナイフ片手に脅されます。ひぇっ。

 

「もっと泣け…」

 

物騒な展開なのに声がいいんで、Mな方にはぴったりかと。

終始低いトーンで弄ばれます。

物騒ですけど。

 

2.哀れな駒

トラック1でエリヤが出した条件を飲んだので授業に参加したエリヤ。

(かわいいとこあるじゃないか)

 

「あんたと一緒に昼食なんて死んでもごめんだ」

 

昼食を一緒に食べようという彼女にこの返答。

 

「………切り干し大根…」

 

好きな食べ物を聞かれ、しつこい女だ…とか言いながら

ボソッと早口でこう答えるエリヤ。

なにそれ!!!かわい!!!なにそれ!!

 

エリヤが冷たくあしらおうともぐいぐい行く彼女。

エリヤの為に行動していると話すと、エリヤの逆鱗に触れ、

後で教会へ来いと呼び出されます。

結局振り出しに戻るように、教会で襲われます。

 

「俺は今気が立っている…前戯なんてしてやるつもりはない」

 

怒ってます…エリヤ。

 

どこまでも酷く扱おうとするエリヤ。

ですが時折無理をしているような、

何か理由があるのではないかと感じさせる言葉をつぶやきます。

 

「もうこんな想いをするのは嫌だろう…」

 

優しさが漂っちゃってるんですよ…

負けを認めてこの学院を去れと言われるも、断る彼女。

 

3.ダンシング・クイーン

学園で授業参観という名の寄付金集めパーティーが開催されます。

 

「そんな捨てられた猫みたいな目でみるな」

 

ほら、優しい…。

話しかけるなとか言いながら優しい。

そして父親と話していたと詳しく話までしてくれちゃう。

 

「待て!どこへ行く」

 

その場を去ろうとするとこう言い止められる。

スーツ姿の彼女に自分のコートを貸し、父兄に声をかけられるのが嫌だから

と、彼女をダンスに誘う。

そして、ダンスで褒めてまでくれちゃう。

 

なんなんだ…この男…

ただ素直じゃない男じゃないか。かわいいじゃないか。

 

「いじわるされたくなければ、そういう反応はしないことだ」

 

アウト―!!!!!

もうただただかわいい男。

強がり言ってるかわいい男。

この辺りから心なしか声色が優しくなることもあり

なんだかキュンキュンします。

 

4.king walk

エリヤの事件について調べていたところを本人に見つかり、

取引をしようと言われる。

父親の事件について聞くと答えてくれるも、

取引だからと口で慰めるよう命令される。

その最中母親についても語り始める…

(いやどういう状況よ、してもらいながら語るのあり?)

なぜエリヤが”教師”を嫌っているのか、

なぜ雨が嫌いか、雨の日は外へ出ないか…少しだけ語られる。

 

「綺麗事を言うな!」

”教師”との事件を思い浮かべ声を荒らげて怒るエリヤ。

ちょっとビクッてしました。

無理やりキレてる感もあるのだけど。

 

「どうしてそこまでできる…」

無理難題を押し付け何とかして彼女を遠ざけようとするエリヤは

言われるままに動く彼女に尋ねる。

 

5.雨-KISS OF DEATH-

教師である彼女の行動が理解できないエリヤは、

彼女と距離を取るため、森に逃げ込む。

すると雨が降ってきて気が動転するエリヤ。

そこに彼女が探しにくる。

手を差し伸べてエリヤを助けようとする彼女に

「教師に助けられるくらいならここで死ぬ」と言う。

母親が亡くなった理由を話し、なぜ”教師”が憎いのかを全て話す。

 

何度も拒否をする彼女に少しだけ素直になり始めるエリヤ。

憎い憎いと泣きながらも、彼女のことを信じたくなる…

あんただけは違うんじゃないかと思いたくなると話す。

 

ただただ…かわいいやつだよ、エリヤ…。

 

6.第2ゲーム

「生きていたからこそ…もう一度あんたに会うこともできた」

雨に打たれあのまま一人だったら死んでいたかもしれないと、

彼女のおかげで命が救われたと医者に言われ

感謝の気持ちを述べるエリヤ。

ちょっと素直、ほんのちょっと素直。

 

「その体で示してみろ」

 

まだ完全に信用したわけではない。

といい、これからは第2ゲームだと言いながら

押し倒してキスをするエリヤ。

 

今までよりも少しだけ優しく扱い、楽し気に話すエリヤ。

ハッピーエンド?

 

〈cast様について感想〉

少しだけ低音な土門さん。

終始冷静で落ち着いた声色でKINGの様子が伝わるのですが、

感情の起伏やエリヤの家庭環境、教師や雨を嫌いな理由など

彼のキャラ背景が良く伝わる切なさを含む声とセリフの数々に

さすが土門さんだなぁとしか!

 

〈感想まとめ〉

しっかりめのストーリーにキャラの暗い過去、

エリヤと彼女の関係性もあり

終始しっとりとした、時折きつめの展開が続く本作。

少し酷く扱われることもあるのですが、

エリヤの気持ちの変化も見えるので、一概に怖いというだけではありませんでした。

ただ!!!

ラスト…できればくっついてほしかったというか、

もうちょっと愛ある雰囲気で1回お願いしたかった…。

全編通して最後までしたシーンがしっかりあったのは1回?だった気がするので

(描写はないかトラック1でも最後までしてるようですが)

物足りないのはそのせいかな?

ラストにもう1回欲しかったかなぁ…というのは、欲張りでしょうか!?

 

というわけで、

以上 「私立常盤坂学院-immoral game- 第1巻 王城エリヤ~冷酷な王は雨下に涙す」

の極々個人的な感想でした。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

お付き合い頂き、ありがとうございました!

 

Lucci