恋の蛍

シチュエーションCDが好きな人です。

遊女悲恋-緋衣草の章- / 土門熱 ネタバレ・感想

【title】遊女悲恋-緋衣草の章-

【cast】 土門熱

【release】2016.6.24

【scenario】堀川ごぼこ

【illust】yukihime

 

〈キャラ紹介〉

name: 緋扇 (ひせん)

新人遊女に客を悦ばせる手練手管を調教する宗匠と呼ばれる職に就いている。

 

以下ネタバレ有りまくり感想になりますので、

ネタバレ大丈夫!! という方だけご覧ください。

 

 

【作品について】

悲恋とタイトルに付けられたシリーズの2作品目。

宗匠という遊女に客を取らせる為の作法を指南する男と遊女の恋物語

悲恋…というタイトルを忘れるほどの序盤から中盤までは

色気溢れまくりな今作。

で・す・が…

一時期私個人としてはトラウマになりかけた作品でもあります。

(ちょっとの間、怖くて聞けなかった。詳しくは感想まとめにて)

 

それでは、本編あらすじ&感想いってみましょーう。

 

 

【トラックリスト】

1.秘め事の指南

2.偽りの悦び方を

3.唯の男

4.間夫になりたい

5.忘我の狭間で

 

【トラック別あらすじ&感想】

 1.秘め事の指南

指南役だったはずの緋扇が客として現れる。

「ほんとに上手になったねぇ…男を悦ばせる振る舞いが」

 

ここからは、まだ新人遊女だった頃、緋扇から指南を受ける過去シーン。

 

「手練手管だよ」

これ、ただ耳元で囁かれただけなんですけど、

色気がどえらいことになってるので。すごかったです。

 

耳元で囁くところから始まり、一つずつ指南される。

 

「上手になってきたよ…お前さんの舌はふっくらしてていいねぇ」

 

色気どばぁー…。

 

「今の流れ…ちゃんと覚えておくんだよ、いいね…」

 

客を悦ばせる作法を教えてもらい、最後にこの一言…

なんなんですかね?とんでもない余裕と色気。

 

このトラック終始耳元で色気どばぁーなんで

ほんと語彙力崩壊します。

指南されてるんですけど、いや、指南どころじゃないですよ。

いや、指南という設定こそが

このトラックの雰囲気と色気の原因の一つかもしれませんが…。

(もちろん中の人のとんでもないお色気パワーもありますが)

 

 2.偽りの悦び方を

次は交代だ…と言って横にさせられます。

 

「少し…気持ちよくしてやろうか…」

 

文字だけじゃ…文字だけじゃ伝わらないっ…!!

絶対に伝わらないけど、この語尾のゆるい吐息交じりの話し方は

ほんっっとエロいんですよ…。

 

どんな風に振る舞えば悦んでいるように見えるか、

所作の一つ一つを丁寧に教えてくれる緋扇。

 

 3.唯の男

過去編が終わり、現在に戻る。

突然客として現れた理由は言わなかった。

 

「俺を思いきり悦ばせてくれ…」

 

ここに来たらただの客だと言う緋扇。

またもや耳元で色気どばぁーん。

 

足で弄ばれ息荒く話す緋扇は、もうほんと…色気の塊です。

 

「お前さんの反応を…全てみたいんだよ…」

 

吐息交じりに話す様は、ほんっとため息ものです。

 

 4.間夫になりたい

とうとう緋扇と抱き合います。

 

「俺が客になってでも…会いたいと…」

 

他の遊女に再教育を頼まれて会いに行くことはあったが、

客として会いに行きたい、抱きたいと思ったのは、彼女が初めてだったと話す。

 

「なぜなんだろうねぇ…」

 

ずっとずっと余裕たっぷりだったのに、

ここにきて自分の気持ちがわからないと感情を露わにする。

間夫になりたい…と最後まで言い切ることなく

野暮なことを言ったと言い止める。

 

「わかってる…こえぇんだよな…」

 

果てる直前、抱き合いながらこんな風に耳元で言われたら

発狂しますよ。

 

「他の男に惚れるなよ…俺に惚れてくれとは言えねぇからな…」

 

宗匠のため、吉原で馴染みを作るわけにはいかない。

頻繁に訪れることもできないと話す。

 

エロ良い男すぎませんか、緋扇さん…

 

 5.我忘の狭間で

 

「会いたかったよ…」

 

なかなか会うことができなかったが昼間偶然再会し、

緋扇はいてもたってもいられず情熱的にキスをし、また夜に来ると話す。

彼女は緋扇を避けていた。

緋扇が他の遊女を仕込んでいる声を聞きたくなかったから…と。

 

想いが通じ会った二人は、思いきり抱き合う…

 

「お前さんとずっと一緒にいたい…」

 

抱き合いながらそう語る緋扇。

最高に幸せモード…かと思いきや、なんだか焦げ臭い…

誰かが御店に火をつけたのだった。

燃え広がり始める中、このまま逃げるか…そんなの不可能か…

このまま二人抱き合って燃え死ぬか…と話しながらも

抱き合うことをやめない二人。

 

けたたましい鐘の音が鳴る中、

今イくからそしたら逃げよう…と言う緋扇。

 

「駄々こねんなよ…しばらく会えなくたって…生きてりゃきっと

いつか一緒になれるから」

 

このまま逃げてもきっとまた会えない日々が始まると…嫌がる彼女。

そうこうしている間に炎が燃え広がり、

緋扇も意識が遠のき始め、逃げよう…と言うのを最後に

建物が崩れる音がする。

 

…エンド。

(このエンドについての感想は、長くなりそうなので↓まとめにて)

 

〈cast様について感想〉

終始色気大爆発の土門さんです。

低音、色気どばぁーの吐息交じりな語尾の話し方。

常に吐息と一緒に色気も漏れてるから、

最初から最後までもう耳が溶けそうでして。

土門さんの色気MAXなお声、大好きなので幸せでした。

そんな方には休みなく絶え間なく耳に入ってくる色っぽいお声が

たまらないと思います。

 

〈感想まとめ〉

セリフの隅から隅まで、

トラックの隅から隅まで色気だらけでした。

遊女という設定上、お色気満載なのはわかりますが

もう本当に休みなくそういうシーンばかりなのに、

ストーリーもきちんとしているので互いの背景描写が分かりやすい。

ただただエロいだけ、やってるだけの作品ではないです。

 

ただね…うん…

「悲恋」とタイトルにあるのはわかっていましたよ。

分かってたんですけど…悲恋にもいろいろあるし、あぁ悲しい…

くらいで終わってくれればよかったんだけど、

さすがに床で果てたと同時に息まで絶えるってのはさ…

しんどすぎない!?

序盤、中盤と良い流れで、あぁ、最高。お声最高。緋扇最高にエロい。

とか思ってたのに、

ラストでやっと想いが通じ合ったと思ったら、

抱き合ったまま燃え盛る炎の中で息絶えるって…

いやいやいや、永遠に結ばれました、ハッピーエンド☆

とはならんだろう。いや、そういうつもりはないのかもしれない。

ただ見方によっては、そうとも取れるね!的な香りのするエンディングに

私は一時期トラウマになり、全く聴けませんでした。

ラスト以外は好きだし、土門さんのお声が最高なので

ずーーーーっと聴いてたいくらいなんですが。

いかんせんラストがしんどすぎて…。

なのでバッドエンド苦手、デッドエンド苦手っていう方は

ご注意を。

エンディングまでは最高に最高に色気満載で最高なので(語彙力よ)

ぜひ聴いて頂きたい。

ので、苦手な方はトラック5だけ聴かないっていう手もありです。

 

あと、初回盤特典では無事逃げ伸びて幸せに暮らす二人がいるので

なんならトラック5の途中まで聴くか、飛ばして

そっちに飛んでしまえばよいと思います。はい。

 

というわけで、長くなりましたが…

以上 「遊女悲恋-緋衣草の章-」の極々個人的な感想でした。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

お付き合い頂き、ありがとうございました!

 

Lucci